生まれたときにはスマホが身近にある現代の子どもたちにとって、良い意味で小さいことからそうしたツールに触れる機会が多いともいえます。忙しい家事で待っててほしいときや、子どもの機嫌が悪いとき、長距離ドライブの最中などに頼ることも多いかもしれません。
ともすれば、小さいころからスマホやタブレットなんて害があるのではと懸念する気持ちもわかりますが、時代は確実に、スマホやタブレットありの子育てに向かって流れています。(そういえば昔、紙おむつが出たばかりの時代で、「紙おむつなんて!」と強く批判する大学教授がいました。)

さて、いいのか悪いのか、分からずにどんどん進んでいく子育てとスマホの関係ですが、今回の記事では「スクリーンタイム」(画面を見続ける時間)が長いほど、発達が遅れるという一つの警鐘を鳴らしています。よく読んでみると、「スクリーンタイムが長い子どもの母親は年齢が若く、出産経験が少なく、世帯収入や学歴が低く、産後うつ病の傾向があるという特徴がみられたと、研究グループは報告しています。」という文章もあり、単純に画面を長くみているから発達が遅れるのではなく、こうした複合的な要因もあること、他の要因があるせいで「画面を見て過ごす時間が長くなってしまわざるをえない」ともいえます。

決して、記事のタイトルだけを鵜呑みにして極論に至るのではなく、じっくり読んでみて、ゆっくり考えていただければと思います。

https://gigazine.net/news/20230822-screen-time-communication-problem-solving-delay/

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