自分とは異なるもう一人の「別人格」を持つ主人公が活躍するテレビドラマ「VIVANT」(TBS系)が最終回を迎えました。この「別人格を持つ人」ですが、ドラマの世界に限らず実際に存在する、れっきとっした精神障害の1つです。。解離性同一性障害という精神障害で、「二重人格」「多重人格」などと呼ばれます。ドラマや映画で見ると、頭もよく格闘センスも抜群な人格がいたりして、入れ替わった人格が活躍をしたり、問題を解決したりと便利そうに見えますが、実際はそのような人格がいるほうが極めて少ないかもしれません。現実的に周りを見ても、頭が良くて、格闘センス抜群で?な人がどれだけいるのか、と考えてみると、そんな超人がまさか自分の中にいるかもしれない可能性の低さに、ため息が出てしまう思いをさせて申し訳ございません。
なんにしても臨床現場で出会う多重人格の別人格は、主人格以上に、難しい性格だったり、幼かったりすることもありますので、容易ではありません。