近年、女性のひきこもりが多いことにも注目が集まっています。内閣府の2022年度「こども・若者の意識と生活に関する調査」の調査によると、ひきこもり状態にある40~64歳のうち、女性は半数以上の52.3%。15~39歳でも、女性が45.1%を占めました。また、外出不況になった主な理由を見ると、若年層(15~39歳)は、学校での不登校や人間関係などが目につきますが、40~69歳の方の場合は、退職、病気などが多いようです。世代を問わず、新型コロナを理由にあげている人もかなりいますが、いずれにしても、一度社会から離れてしまうことで、戻りにくくなることが伺えます。詳細はぜひ、リンク先でご確認ください。
高校2年から約20年ひきこもった経験のある女性のある言葉です。
「もう一度、生きていこうと思えるまで、それだけの時間が必要でした。一方で、青春が全くなく、失ったものがあまりに大きかったので、ひきこもりを『良い経験』とか『だから今がある』とは思っていません。再び社会とつながりやすくなるよう仕組みを整えていってほしい」