2022年に文部科学省が発表したデータによれば、全国で不登校の小中学生は約24万5000人。2022年10月に登校拒否・不登校を考える全国ネットワークが実施した調査によれば、不登校には子どもの精神的な安定につながる可能性がある一方で、保護者に精神的、経済的負担をかけることがわわかりました。
詳しくはリンク先の記事に譲りますが、非常に悩ましいものだと感じました。
学校に行かなくてよいと親や教師に言われなくなった子どもは、確かに精神的に落ち着くでしょうし、ストレスも減るでしょう。
一方で、記事にあるように、子どもの生活は昼夜逆転になり、自信も失っていきます。また、保護者も孤独感や自責の念にかられ、経済的な負担も増えます。
子どもが大人に成長していく過程で、どこかで集団生活や、苦しいことやいやなことにも耐える力や、力を合わせる協調性や、何かを手に入れる達成感、仲のよくない友達との付き合い方など、学校は勉強以外にも大切なことをたくさん学べる場であることは間違いないでしょう。
新しい時代の価値観として、学校に行かない選択肢もあるという意見には賛成ですが、その代わり、何をもって学校で本来与えられるはずだったものを埋め合わせるのか、それは簡単な話ではないような気がします。
https://news.yahoo.co.jp/articles/78741aed2e1586b75a932213e9b7fe19d0416f41