認定カウンセラー資格試験は、公認心理師を目指す大学生や、カウンセリングを学ぶ一般の方が、少しでも取り組みやすく、また、必要最小限の範囲で学べるように作られています。その土台になるのは、もちろん国家資格である、公認心理師の教育カリキュラムとなっています。
医療や福祉の国家資格において、現場実習が教育カリキュラムに含まれる場合、大学や専門学校の先生方にも、現場で実習指導をする方にも、一定の研修を受けることが多くあります。前者が、実習演習担当者と呼ばれ、後者が実習指導者と呼ばれます。
なかなか、慣れない方には区別が難しいかもしれませんね。
全国各地で色々な実習現場があり、色々な指導者が学校と現場にいるため、少しでも足並みをそろえる目的があります。
やたら厳しいだけでもダメですし、目的や進め方が分からずに困っている方もいますし、教育現場はもちろん、実習先である現場の中でも今の自分たちを振り返り、見直す機会となります。そのように研修と実践(実習)を繰り返すことで、公認心理師の育成レベルを、カウンセラーの育成レベルを、国全体で底上げしていけることになります。
今回はあくまでも大学や専門学校の「実習・演習」に関する研修でしたが、これが現場サイドの中で当たり前に「育成システム」として独自の土台が育ち始め、
現場の新人を最初からどこのように育てていくか、考えられる土台にもなると感じました。
それこそは、現場の中でカウンセラーを育てていける、一番必要な教育力だと言えるかもしれません。
会場でお会いし、お世話になった先生方、本当にありがとうございました。
全国から集まった先生方の、色々な話をお聞きできたことは、大きな財産になりました。
認定カウンセラー資格試験は、こうした公認心理師の教育や研修を受けたスタッフによって作られているため、決してカウンセリングの本流を離れていない、確かな内容で構成されています。最初に勉強をするなら、一番手をつけやすい資格検定であることは間違いありません!