認定カウンセラー資格試験は、現在のところ主に医療・福祉系の専門学校で授業や検定試験として導入されている他、個人のお申込みが多くなっています。
ここでは、授業から試験までをカリキュラムとして編成し、学生が全員で2級試験を受験する流れを作った大阪の専門学校の先生方の声を2名、ご紹介します。
<A先生のご意見>
カウンセリングの基本的な技術は、教科書で読むとそこまで「特別な知識」のように見えないこともあって、どぷしても学生さんたちの集中力や緊張感が低くなりやすい気がします。こうやって「試験がある」「目標がある」「みんなで挑戦する」「みんなで合格する」というのは、やはり学習のモチベーションとしてとてもいいと思います。本校では実技試験も併せてやることで、知識だけでなく、技術の確認もするようにしています。試験前に学生さんたちが、一生懸命知識の確認をしたり、お互いにロールプレイでカウンセリングの練習をしている様子は、とてもうれしいものでした。
<B先生のご意見>
カウンセラーの試験ということで、専門的な内容が多いのではないかと身構えましたが、2級はどの領域の学生さんでも挑戦できるように、出題範囲やレベルを工夫してあるのが良かったです。それが全員で受験の決め手になったかもしれません。A先生もおっしゃるように、やはり目標があるのはいいですね。集中して勉強する期間がいやでもできますし、合格証を受け取ったり、色々な意味で頑張った体験がきっと財産になると思います。